Linuxで変換環境を構築する
LinuxでのXTBook用辞書データの変換方法です。Windowsでの環境構築はGrain氏のサイトで解説されています。
Linuxには様々な種類があり、それぞれ標準搭載されているパッケージが違う場合があります。ここではUbuntu Server 14.04.3上で変換環境の構築をしています。
1・必要なパッケージのインストール
以下のコマンドを実行してく ださい。
$ sudo apt-get update
$ sudo apt-get install g++
$ sudo apt-get install make
2・libiconvのインストール
$ cd /usr/src
$ sudo wget http://ftp.gnu.org/gnu/libiconv/libiconv-1.14.tar.gz
$ sudo tar zxvf libiconv-1.14.tar.gz
$ cd libiconv-1.14
$ sudo vi srclib/stdio.in.h
テキストエディタが開くので次のようにして編集してください。
/_GL_WARN_ON_USE (gets
i
//
Escキーを押す
ZZ
「//」は「_GL_WARN_ON_USE」の先頭に入力して下さい。
「i」と「ZZ]はEnterキーを押す必要はありません。
$ sudo ./configure
$ make
$ sudo make install
3・その他必要なパッケージのインストール
$ sudo apt-get install mecab libmecab-dev mecab-ipadic
$ sudo apt-get install kakasi libkakasi2-dev
$ sudo apt-get install libxml2-dev liblzma-dev
4・MkXTBWikiplexusのコンパイル
$ cd /home/ユーザー名/
$ wget https://github.com/yvt/xtbook/releases/download/v0.2.6/MkXTBWikiplexus-R3.tar.gz
$ tar zxvf MkXTBWikiplexus-R3.tar.gz
$ cd MkXTBWikiplexus/build.unix
$ make
これで環境構築は完了です。実際の変換はWindowsの場合と同じです。お疲れ様でした!