Wikiの画像をXTBook用画像データに変換する
Windows環境で説明していきます。また、Cygwinを使用していきますので、Cygwinをインストールしていない場合は、Grain氏の解説サイトを参考にしてCygwinとパッケージをインストールして下さい。
1・画像ファイルの準備
WikixやWikiteam等を使用したり、公式に配布されているDumpデータで画像を用意してください。
UncyclopediaはDumpデータが公開されているため、こちらからダウンロードが可能です。ja-images.zipが日本語版の画像データです。
ダウンロードしたデータを必要であれば解凍をし、わかりやすい場所に置いてください。(ここではCドライブ直下にimagesというフォルダーを作り、そこに保存した前提で進めていきます)
そして、ダウンロードした画像からGifファイルだけを削除して下さい。
これで画像の準備は完了です。
2・画像をJEPGに変換
XTBookはJPEG形式のみ対応しているため、ダウンロードした画像をJPEGに変換します。この時、注意するのが元のファイルの拡張子を消さないことです。
例:パソコン.jpg→パソコン.jpg.jpg
例:テレビ.png→テレビ.png.jpg
ここではLight Image Resizerというソフトを使用して変換します。
Light Image Resizerをインストールして画像が保存されているフォルダーを読み込んでください。サブフォルダーを読み込むかどうかと聞かれた場合はサブフォルダーも読みこむようにしてください。
次に、変換の設定をします。
オプションタブを開いてください
・プロファイルは新しいプロファイルをクリックしてBrainと入力してください。
・Widghは800ピクセル、Heightは480ピクセルにしてください。
・形式はJPEG(.jpg)を選択してください。
・ファイル名の指定は%F.%Eと入力してください。
・アクションはコピーの作成を選択してください。
・保存先はresizedと入力してください。
それ以外の設定は好きな様に設定してください。
設定が完了したら、プロファイルの右側にあるフロッピーのアイコンをクリックしてください。これでこれからはプロファイルからBrainを選択することですぐにこの設定になります。
すべてが完了したら、開始をクリックしてください。resizedというフォルダーがないと出てきた場合は、フォルダーを作成する方を選択してください。
3・XTBook形式に変換
以下のコマンドを実行してください
$ cd /cygdrive/c/images/resized
$ find `pwd` -name "*.jpg" >list.txt
$ cp /cygdrive/c/images/resized/list.txt /cygdrive/c/MkXTBWikiplexus/build.unix/
$ cd /cygdrive/c/MkXTBWikiplexus/build.unix/
$ ./MkImageComplex-bin -o 辞書バンドル名 < list.txt
辞書バンドル名は記事の方とほぼ同じ方法でつけます。
[Wiki名]img-YYYYMMDD.xtbdict
2015年1月20日作成したUncyclopediaの画像データの例
jaunwikiimg-20150120.xtbdict
4・Info.plistの作成
Uncyclopedia用Info.plistの例
<?xml version="1.0" encoding="UTF-8"?>
<!DOCTYPE plist PUBLIC "-//Apple//DTD PLIST 1.0//EN" "http://www.apple.com/DTDs/PropertyList-1.0.dtd">
<plist version="1.0">
<dict>
<key>XTBDictionaryIdentifier</key>
<string>com.nexhawks.XTBook.UncyclopediaImages.ja</string>
<key>XTBDictionaryScheme</key>
<string>jaunwikiimg</string>
<key>XTBDictionaryTypeIdentifier</key>
<string>com.nexhawks.XTBook.ImageComplex</string>
<key>XTBImageComplexImagesFile</key>
<string>Images</string>
<key>XTBDictionaryDisplayName</key>
<string>Uncyclopedia 日本語版画像</string>
</dict>
</plist>
色が付いている部分をWikiごとに変えてください。最後に、文字コードを「UTF-8」で保存してください。
以上で完了です。お疲れ様でした!